皆さんのお家には10年以上前のテレビはありますか?
もし手放したいと思っているのであれば、どのように処分すればよいのでしょうか。
それを買取業者に売れるのでしょうか?
この記事では、ブックオフやセカンドストリートなどのリサイクルショップで10年以上前のテレビを買い取ってもらえるのか、またリサイクルショップ以外で売れる可能性があるのかを探ります。
10年以上前のテレビはリサイクルショップで買取対象外?
一般的に、10年以上前のテレビは技術的な進歩や寿命などから見て、買取を行うリサイクルショップや買取業者が難しいと判断する場合が多いです。
ただし、レトロで希少性の高いモデルや、特殊な機能を有するものは例外的に需要があることもあります。
10年以上前のテレビの買取が難しい理由には以下のようなものが挙げられます。
- 寿命を過ぎている: テレビの一般的な寿命は10年ほどとされています。それを過ぎた製品は故障のリスクが高まります。それに加え、画質や機能が新型に比べて劣っていることも多いです。
- 需要があまりない: 多くの消費者は新品または最新の技術を搭載した中古品を求めます。10年以上経過した製品は需要が少ないため、買取業者にとって販売が難しいです。
- 売れなかった場合の費用: 古いテレビを処分する場合、リサイクル料がかかります。もし売れ残った場合、業者はその費用を負担する必要があるのです。
大手リサイクルショップでは10年以上前のテレビに対してどのような対応をしているのでしょうか。
セカンドストリートは買取対象?
まずは大手リサイクルショップ、セカンドストリートでのテレビ買取についてです。
セカンドストリートではテレビの買取基準として「10年以内に製造された」というのが定められています。
10年以内に製造されたテレビが対象です。
https://www.2ndstreet.jp/sell/category/appliances/tv
「11年以上前に製造されたテレビ」は買取不可と明確に決まっています。
そのため10年以上前のテレビをセカンドストリートに持ち込んでも買い取ってもらうことはできません。
ブックオフは買取対象?
続いてブックオフの場合はどうでしょうか。
ブックオフは本や漫画の買取のイメージが強いかもしれませんが、店舗によってはテレビなどの家電の買取もおこなっています。
ブックオフの場合は、セカンドストリートのように「10年以上前のテレビは買取不可」というようなルールは定められていません。
買取対象外商品の基準は以下の通りです。
■ブラウン管テレビ / ■プラズマテレビ / ■法律で規制されているもの
https://www.bookoff.co.jp/sell/electronic/tv/
そのため、状態やモデルによっては10年以上前のテレビでも売れる可能性としてはありますが、各店舗によって判断は異なるでしょう。
ただし前述した通り、10年以上前のテレビの価値があまりないのと、売れ残った場合に費用が発生するため、買取不可になるケースも多いかと思います。
10年以上前のテレビを売るには?

セカンドストリートやブックオフなどのリサイクルショップでは買取不可になるケースが多い10年以上前のテレビですが、別の方法であれば売れる可能性はあります。
・フリマアプリ・ネットオークションで出品する
・一括査定サービスを利用する
フリマアプリ・ネットオークションで出品する
10年以上前のテレビを売る際に、フリマアプリやネットオークションの利用は一つの選択肢となります。
これらのプラットフォームでは、自身が設定した価格で直接買い手を見つけることが可能で、リサイクルショップや家電量販店の下取りよりも高値で売るチャンスがあります。
フリマアプリやネットオークションでは、商品の魅力を最大限に引き出すために、機能や状態を詳細に記載し、商品の状態がよくわかる明瞭な写真を多数掲載することが重要です。
また、古いテレビであっても、希少価値がある、デザインが特徴的、あるいは動作する状態であればそれをアピールすると良いでしょう。
出品後は、購入希望者からの質問に迅速かつ丁寧に答え、信頼性を高めます。取引が成立したら、テレビを適切に梱包して破損しないように配送します。
ただし、10年以上前のテレビは、テレビ放送の地上デジタル化や4K放送などの技術進化に伴い、最新のテレビと比べて見れるチャンネルや画質が制限されるなどの問題があります。
そのため、価格設定や出品時の説明には注意が必要で、現在の機能と制限を正確に伝え、購入者が後で問題を抱えないようにすることが大切です。
一括査定サービスを利用する
一括査定サービスを利用することで、複数の買取業者に一度に査定を依頼することができます。
そのため、10年以上前のテレビでも買い取ってくれる業者を見つける可能性が高まります。
一括査定サービスは、ユーザーが商品の情報(メーカー、型番、年式、状態など)を入力すると、それを基に複数の買取業者に査定依頼を行います。
それぞれの業者からの査定結果が集まると、ユーザーに報告されます。
これにより、買取価格の比較が容易になり、最も高値をつけてくれる業者を選ぶことができます。
ただし、あくまで一括査定は「査定結果」を提供するサービスであるため、その後の買取契約の成立はユーザーと買取業者間のやり取りになります。
なおまた、一括査定サービスを利用する前に、サービスの評判や信頼性などを確認してから利用することをおすすめします。
10年以上前のテレビの一括査定サービスは「【おいくら】
」がおすすめです。
10年以上前のテレビを高く売るには?

最後に10年以上前のテレビを少しでも高く売るためのポイントについてみていきます。
付属品を揃える
10年以上前のテレビを高く売るためには、付属品を揃えることが大切です。
付属品とはリモコン、ケーブル、取扱説明書、保証書などを指します。
これらのアイテムが揃っていることで、買い手はそのテレビを使うために必要なものが全て揃っていると感じ、安心して購入することができます。
クリーニングする
10年以上前のテレビを高く売るためのコツとして、クリーニングも非常に有効です。
使用年数が長いテレビは、使用や保管中にホコリや汚れが溜まりやすいため、見た目が悪いと買取価格が下がる可能性があります。
- 画面の清掃: テレビの画面は非常にデリケートなため、特に注意が必要です。市販の液晶クリーナーや柔らかいクロスを使用して、優しく拭き取ります。
- 筐体のクリーニング: 筐体には市販の中性洗剤を薄めたものを柔らかい布につけて拭き取ります。その後、しっかりと乾燥させてから使用します。
- リモコンの清掃: ボタンの隙間など、細かい部分には乾燥した歯ブラシなどでホコリを掃除します。
- ケーブル類の確認: ケーブルに損傷がないか確認し、必要であれば清掃します。
以上のようなクリーニングを行うことで、買取業者や購入者に良い印象を与えることができ、高価格で売却する可能性が高まります。
ただし、テレビは電気製品なので、水分との接触には注意が必要です。
10年以上前のテレビを処分する場合
10年以上前のテレビの買取が難しくて処分する場合の方法として、まず考えられるのが家電量販店での引き取りです。
新しいテレビを購入した際に、古いテレビの引き取りを依頼することができます。
ただし引き取りには家電リサイクル料金や手数料等が発生する場合があることを留意する必要があります。
用品回収業者に依頼する方法もあります。テレビだけでなく、他の大型の不用品をまとめて処分したいときに便利です。
ただし、不用品回収業者の中には不適切な処分を行う業者も存在するため、信頼性のある業者を選ぶことが重要です。
テレビの処分方法に関しては以下の記事で詳しく解説しています。
10年以上前のテレビの買取は難しい…
10年以上前のテレビは、セカンドストリートでは買い取り対象外、ブックオフの場合は店舗によって異なります。
基本的には10年以上前のテレビの買取は難しいです。
その理由は、使用寿命が近いこと、需要が少ないこと、そして処分費用がかかるからです。
しかし、それを売る方法はいくつか存在します。一つ目は、フリマアプリやネットオークションを利用する方法。
二つ目は、一括査定サービスを活用して、10年以上前のテレビを買い取ってくれる業者を探す方法です。
ただし、いずれの方法でも価格はあまり期待できません。
価格を少しでも上げるためには、付属品をそろえたり、テレビをクリーニングして状態を良くすることが有効です。