遺品整理などで家から軍刀が出てきたらどうする?対応・処分方法を解説

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遺品整理を行っていると、予想外のアイテムが出てくることがあります。その中でも特に扱いに困るのが、軍刀や日本刀などの刀剣類です。これらは法律により所持や譲渡が厳しく制限されており、適切な手続きを踏まなければならないためです。

この記事では、遺品整理などで家から軍刀が出てきた場合の対応方法と処分方法について詳しく解説します。軍刀は歴史的な価値があるものもあり、その価値を正確に評価し、適切に扱うことが大切です。また、法律を遵守しながら、これらの刀剣類をどのように保管、売却、あるいは処分するかについても説明します。

遺品整理は感情的な困難さだけでなく、法律的な問題も伴うことがあります。しかし、適切な知識と手続きがあれば、これらの問題を乗り越えることができます。この記事が、その一助となることを願っています。

遺品整理などで家から軍刀が出てきたらどうする?

では早速、遺品整理などで家から軍刀が出てきた場合の対応をみていきます。

まずは銃砲刀剣類登録証があるかを確認する

遺品整理の中で軍刀が出てきた場合、その取り扱いには注意が必要です。日本では、刀剣は「銃砲刀剣類所持等取締法」により、所持や譲渡が制限されています。そのため、適切な手続きを踏まなければなりません。

そのため家から軍刀や日本刀などの刀剣類が出てきた場合、まずは銃砲刀剣類登録証があるかを確認することが重要です。この登録証は、刀剣類を合法的に所有するための証明書で、都道府県公安委員会から発行されます。

登録証が見つかった場合、その刀剣類は合法的に所有されていると考えられます。ただし、所有者が故人である場合、遺産相続などの手続きを経て、新たな所有者名で登録証を再発行する必要があります。

銃砲刀剣類登録証がなければ許可申請を出す

登録証が見つからない場合、その刀剣類の合法的な所有が難しくなります。その軍刀を所持すること自体が違法行為になってしまいますので、処分することもできないのです。

そのため銃砲刀剣類登録証がない場合には、都道府県公安委員会(警察)から銃砲刀剣類所持許可を得る必要があります。

なお、この手続きは一般的な手続きであり、具体的な手続きは都道府県公安委員会により異なる場合があります。

申請する際には、刀1本につき、6,300円の登録審査手数料手数料がかかりますので注意が必要です。

また、刀剣類の所持には法律的な制限があるため、不明な点がある場合は近くの警察署等に相談することをおすすめします。

家から軍刀が出てきた場合の処分方法

軍刀

それでは次に、家から出てきた軍刀の処分方法についてみていきます。

一般ごみとして捨てるのはNG

まず刀剣類を一般のごみとして捨てることはできません。先ほども説明した通り、日本では、刀剣類は「銃砲刀剣類所持等取締法」により、所持や譲渡が厳しく制限されているからです。

そのため、遺品整理などで家から出ててきた軍刀を通常のごみ回収で捨てることはできません。

警察に処分を依頼することができる

刀剣類を処分したい場合、警察に持ち込んで処分を依頼することが可能です。これは、特に刀剣類の所持に関する法律や手続きに不慣れな方にとって、適切な方法となります。警察では、適切な手続きを経て刀剣類を処分します。

銃砲刀剣類登録証のない軍刀が出てきた場合、警察署に相談して所持する許可申請は出さずにそのまま引き渡して処分してもらうという選択肢もあります。

ただ警察に持ち込む前に、事前に最寄りの警察署に連絡して確認することをおすすめします。

買取業者に売るのがおすすめ

銃砲刀剣類登録証のある軍刀は買取業者に売ることが可能です。尚、買取業者によっては、刀剣の状態や種類、歴史などにより買取価格が大きく変動する場合がございます。そのため、複数の業者に査定を依頼し、最も高い価格を提案した業者に売ることをおすすめします。

また、買取業者を選ぶ際には、信頼性や評判も考慮に入れることが重要です。刀剣は文化財としての価値も高いため、適切な取り扱いを行う業者を選ぶことが大切です。

軍刀は出張買取がおすすめ

軍刀やその他の刀剣は、その大きさや重さ、そして取り扱いに必要な専門知識から、持ち運びが難しい場合が多いです。そのため、出張買取サービスを提供している業者を利用することは、非常に便利であり、おすすめです。

出張買取を行っている業者であれば、自宅や指定した場所に出張してくれます。また、専門の査定員が直接刀剣を確認し、その場で査定を行うため、安心して利用することができます。

出張買取の際には、事前に刀剣の状態や種類、歴史などについて詳しく説明すると、より正確な査定が行われることが多いです。

ただし、出張買取を依頼する前に、業者の評判や信頼性を確認することも忘れないようにしましょう。適切な取り扱いを行う業者を選ぶことが大切です。

軍刀のおすすめ買取業者

遺品整理など出てきた軍刀を売る場合におすすめの業者を2つ紹介します。

日晃堂

日晃堂は、刀の買取において高い評価を受けている業者です。遺品整理で出た軍刀を売るのに最適な業者です。

日晃堂は古美術品の専門性が高く、特に日本刀や軍刀について深い知識を持っています。そのため、刀の価値を正確に評価してもらえます。

また長年の経験と実績により、顧客からの信頼を得ています。そのため、安心して買取を依頼することができます。

さらに全国どこからでも無料で査定を行っています。また、出張査定や宅配査定も行っているため、手間なく便利に利用することができます。

福ちゃん

福ちゃんも刀剣の買取において高い評価を得ている業者で、その専門性と信頼性が評価されています。

福ちゃんでは譲り受けた日本刀、倉庫の奥から見つかった刀、柄や鍔などの刀装具など、様々な刀剣の買取依頼を受け付けています。

福ちゃんはどのような状態の刀剣でも、しっかりと査定し適正な価格で買い取ってもらえます。錆びた刀や無名の刀、刀身のみ、真贋不明といった状態の刀剣も査定対象としています。

遺品整理などで家から軍刀が出てきたら…

遺品整理の過程で軍刀や日本刀などの刀剣類が出てきた場合、その取り扱いには法律的な制限があります。まずは、銃砲刀剣類登録証があるかを確認しましょう。登録証がある場合、新たな所有者名で再発行する手続きが必要です。

登録証が見つからない場合や、刀剣類を処分したい場合は、専門の骨董品商や刀剣商に相談することをおすすめします。また、警察に持ち込んで処分を依頼することも可能です。

刀剣類を処分する際には、その刀剣類が文化財に指定されていないかを確認することも重要です。文化財に指定されている刀剣類は、国や地方公共団体に報告する義務があります。

遺品整理は感情的な困難さだけでなく、法律的な問題も伴うことがあります。しかし、適切な知識と手続きがあれば、これらの問題を乗り越えることができます。この記事が、その一助となることを願っています。