ぬいぐるみには、子供時代の思い出や大切な価値が詰まっていることから、捨てることが難しいと感じる人も多いでしょう。
この記事では、ぬいぐるみを捨てられない原因・心理と、手放すコツをご紹介します。
捨てられないぬいぐるみを決して無理に捨てる必要はありませんが、捨てなければならない状況になることもあるでしょう。
「ぬいぐるみを捨てたいけど、捨てられない…」という人はぜひ参考にしてみてください。
ぬいぐるみを捨てられない人は多い…?
引越しや断捨離、大掃除などでぬいぐるみの処分を考えているけど、中々気が進まないときに「ぬいぐるみを捨てられないの自分だけ…?」と心配される人もいるかと思います。
ただ、ぬいぐるみを捨てられないというのは決して特別なことではなく、捨てられなくて悩んでいる人は意外と多くいます。それは子供だけではなく大人もです。
ぬいぐるみが捨てられない質なので私が死んだときに棺桶に入れてもらうように、家人や姪っ子に頼んでいるのだけど、このままだと私の棺桶はユニホームベアだらけになりそう。お花は要らないから私の顔の周りは全部ユニホームベアでお願い。
— 燕巻の棘(Toge) (@Toge_2896) April 20, 2023
小学生あたりまでに買って貰ったりしたぬいぐるみって愛着沸きすぎてなかなか捨てられないな
— イト (@HaTe_N10) April 24, 2023
ぬいぐるみは友だちって感覚で可愛がってた子が多くて
断捨離をしていて、ぬいぐるみが捨てられない私は方々に送料のみで里親に出してるんですけど、子供が喜んでます報告に胸がほっこりするなどしました☺️可愛がって貰えるお家に行けて良かったなぁ🥹
— ゆきじ❄️ (@yukiji_l) April 20, 2023
ぬいぐるみには思い出や感情的な価値があるため、手放すことが難しいことがあります。そのため、長年にわたって保管し続けるケースが多いのです。
次にぬいぐるみを捨てられない原因・心理についてみていきます。
ぬいぐるみを捨てられない原因・心理
- 感情的なつながりや思い出があるため
- 可愛らしい見た目や愛着があるため
- 大切な人からの贈り物や記念品であるため
- 人格化して家族や友達のような存在になっているため
- 捨てることに対して罪悪感を感じるため
ぬいぐるみを捨てられない原因・心理としては以上のようなことが考えられます。
子供時代の思い出や感情的なつながりを持っているために、手放すのが「怖い」、ぬいぐるみの見た目や可愛さから、「かわいそう」という心理が働き、捨てることができないことがあります。
また、大切な人からのプレゼントや記念品としての価値を持っているため、捨てることが難しかったり、ぬいぐるみに名前を付けたり、会話をしたりしているうちに、まるで家族や友達のような存在になっていたりすることもあるでしょう。
そのため「ぬいぐるみを捨てるのが怖い」といった心理につながってしまいます。
さらにぬいぐるみを手放すことに対して、罪悪感や後悔の恐れがある場合、手放すことが難しくなります。
感情的なつながりや思い出
人がぬいぐるみを捨てられない理由や心理は、「感情的なつながりや思い出があるため」による部分が大きいです。
ぬいぐるみは、私たちが子供の頃に最初に接する「友達」や「パートナー」であり、その無邪気さと柔らかさは、私たちがそれを安心感や愛着の対象として見るのを助けます。
可愛らしい見た目や愛着
その可愛らしい見た目と私たちがそれに抱く深い愛着です。ぬいぐるみは、そのふわふわとした質感と愛らしいデザインで、私たちの心を和ませ、親しみを感じさせます。
また、これらのぬいぐるみは、特定の思い出や感情、人々との結びつきを象徴することが多く、それがさらに私たちの心を捉えて離さないのです。
大切な人からの贈り物や記念品
ぬいぐるみが捨てられない原因と心理の一つとして、それが大切な人からの贈り物であったり、記念品であることが挙げられます。ぬいぐるみは、誕生日、クリスマス、卒業祝いなど、特別な日の贈り物としてよく選ばれます。
したがって、ぬいぐるみを見ると、それを贈った人のことや、その贈り物を受け取った特別な瞬間を思い出すことが多いです。また、ぬいぐるみは旅行のお土産や記念品としても人気があり、そのようなぬいぐるみはその旅行や経験を思い出すきっかけになります。
人格化して家族や友達のような存在になっている
そのぬいぐるみがまるで家族や友人のような存在になっている場合があります。人間は感情を持つ生き物であり、無生物であるぬいぐるみに対しても人格を投影することがあります。
この投影は「人格化」や「擬人化」と呼ばれ、人々がぬいぐるみに対して名前を付けたり、感情や思考を持っているかのように話しかけたりすることを指します。
捨てることに対して罪悪感を感じるため
捨てることに対する罪悪感が挙げられます。ぬいぐるみに対して強い愛着や感情的なつながりを持っていると、それを手放すことはまるで大切な人間関係を断つかのように感じられ、深い罪悪感を引き起こすことがあります。
また、ぬいぐるみに人格を投影している場合、それを捨てることはまるで友人や家族を見捨てるような感じになることもあります。
ぬいぐるみを捨てられない必見!処分するコツ
捨てられないぬいぐるみを決して無理に処分する必要はありませんが、引越しや掃除など様々な理由で処分をしなければならないケースはあるでしょう。
そのようなときに、ぬいぐるみを処分するコツを解説します。
【ぬいぐるみを手放すコツ】
・第三者に手伝ってもらって処分する
・寄付する
・ぬいぐるみ供養をする
それぞれ詳しく解説していきます。
第三者に手伝ってもらって処分する
ぬいぐるみを捨てられないときに手放すコツの1つ目は第三者に手伝ってもらって処分する方法です。
感情的なつながりのあるぬいぐるみを、ゴミとして処分する作業を一人でやるのと第三者に手伝ってもらってやるのとでは心理的な負担が変わってきます。
家族や友人などに手伝ってもらいながら処分するのがいいでしょう。
身近にお願いできる人がいない場合には、業者に依頼する方法もあります。ぬいぐるみの買取を実施している業者がありますので、買取業者に依頼すれば負担が少なくなるだけではなく、お金を受け取れる可能性もあります。
大手リサイクルショップでは基本的にぬいぐるみの買取を実施している他、おもちゃやぬいぐるみを専門に買取を実施している業者もあります。店舗への持ち込み、出張買取・宅配買取など買取を実施しています。
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セカンドストリートでぬいぐるみは売れるの…?買取相場や高く売れる種類は?
ぬいぐるみを捨てられないときには一人で作業するのではなく、頼める人がいれば第三者に手伝ってもらいましょう。
他の人にあげる・寄付する
友人や知人、子供向けの福祉施設や病院、遊び場などにあげたり寄付したりするのもぬいぐるみを捨てられないときに手放すコツの1つです。これによって、ぬいぐるみが新たな役割を果たし、子供たちにとっての大切なおもちゃや友達となることができます。
子供のいる友人や知人にあげれば、喜ばれるでしょうし、寄付であれば社会貢献にもつながりますので心理的な負担も軽減されるでしょう。
ただし友人や知人にあげる場合、相手によっては迷惑がられることがありますので、注意が必要です。欲しいかどうかを事前に確認してからあげるようにしましょう。
また寄付する場合にも、寄付先によっては、受け入れ可能なぬいぐるみの種類や状態に制限がある場合があります。例えば、衛生面の問題や安全性の問題がある場合、受け入れができない場合があります。
そのため、事前に寄付先の条件を確認し、適切な処分方法を選ぶことが大切です。
ぬいぐるみの寄付を受け付けている団体がありますので、気になる場合には問い合わせてみましょう。
関連サイト:ぬいぐるみの寄付 なら 安心のセカンドライフ
ぬいぐるみ供養をする
ぬいぐるみを捨てられない場合に供養するという処分方法もあります。ぬいぐるみを供養するメリットとしては以下の通りです。
・感謝の気持ちを込めることができる
・ストレスを軽減できる
・前向きな気持ちになることができる
手放す前に感謝の気持ちを込めることができ、ストレスを解消することができるとともに、「怖い」という気持ちを和らげて前向きな気持ちになることができます。
ぬいぐるみ供養を行っている場所や業者があります。例えば、寺院や神社、霊園、ペットロスカウンセリングなどが、ぬいぐるみ供養を受け付けていることがあります。また、一般的な葬儀社やセレモニーホールでも、ぬいぐるみ供養を行っていることがあります。
専門の場所でぬいぐるみ供養を依頼する場合、お金を支払う一般的ですが、思入れのある大切なぬいぐるみを供養するという選択肢もあります。
関連サイト:人形ぬいぐるみ供養 – 富士浅間神社
ぬいぐるみを捨てられない人へ
今回はぬいぐるみを捨てたいけど、捨てられない人に向けて、捨てられない原因や心理、手放すコツに解説しました。
ぬいぐるみを捨てられないという心理は、大人でも決して異常なことではなく、感情的なつながりによって生じるものです。
「ぬいぐるみがかわいそう」「捨てるのが怖い」という気持ちがある場合には決して無理に捨てる必要はありません。
どうしても捨てなければならない場合には、心理的な負担が少なく済むような方法を選ぶのがいいでしょう。